2010年参議院選挙にむけての


政党からの回答


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Q1.地域主権改革について

Q2.障がい者制度改革推進会議について

Q3.障害者差別禁止法について

Q4.障害者自立支援法の見直しについて

Q5.障害の範囲について


 Q6.知的障害者・精神障害者の長時間介助について

 Q7.国庫負担基準について

 Q8.障害福祉予算について

 Q9.介護保険との障害福祉サービスについて

 Q10.障害者福祉についての基本的な施策方針、公約、アピール点
 


Q7.
  障害者自立支援法では、居宅サービスも義務的経費にしたといわれていますが、国庫負担基準額という上限が設けられました。この国庫負担基準は長時間介助には対応しておりません。そのため、多くの市町村は独自負担が増えることを恐れて、本来必要な時間数の支給決定をせず、国庫負担基準を市の支給決定の上限にしているところもあります。
 21年度より「重度訪問介護等の利用促進に係る市町村支援事業」が実施されておりますが、3年間という期間限定の事業であること、中核市と指定都市は対象外、市町村への支援額は都道府県の裁量によるので不安定、という問題があります。
 貴党は国庫負担基準についてどのように思われますか? 
 
各政党の回答
政党名 回答
民主党  障がい福祉サービスの制度設計全体の議論の中で検討すべきと考えます。
自由民主党  全体の整合性、財源のあり方等を踏まえ、検討していく必要があると考えます。
公明党  国庫負担基準については、市町村の格差を是正し、サービスの底上げを図る点でのメリットがございます。前回の報酬改定でも引き上げを行いましたが、障がい者福祉の向上に尽力いただいている市町村が財政的に苦しむことがないよう、市町村への支援事業を基金で行いました。3年間の期間限定ではございますが、基金事業の継続かもしくは同趣旨の支援策を講じることで、安心して市町村が障がい者福祉の向上のための施策を講じられるように支援してまいります。
日本共産党  2008年の日本共産党のおこなった自治体へのアンケート調査では、「国庫負担基準が事実上、利用者へのサービス支給量を制限するものになっている」と、支給決定をする現場から改善を求める声がよせられました。国庫負担基準は、「利用者一人当たりの支給上限額」でなく、市町村に対する国費配分の基準額であり、サービス利用時間数の上限を設けていないはずです。自治体が国庫負担基準を事実上の上限額にしていることは改められるべきです。同時にこうした問題が起きる根本には、国の予算が少なすぎることがあり、自治体が十分な支給を保障できるよう、抜本的に国の予算を増やすべきです。
社会民主党  国庫負担基準を超えるサービス費用については、市町村が100%負担することになっているため、実質的に国庫負担基準が利用者の支給量の上限になっています。国庫負担基準は、財政的な理由による基準であって、本人のニーズ、生活の実態にのっとったものではなく、見直しが必要です。財源に余裕のない地方自治体と余裕のある地方自治体との地域間格差の是正も急務だと考えます。
国民新党  
みんなの党  
新党改革  
たちあがれ日本  
新党日本  

  



「障害者の地域生活確立の実現を求める全国大行動」実行委員会

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